お墓を見たときに、いちばん先に目が行く石です。家の名前や、宗派の言葉が刻まれる場所。呼び名も、頭の形も、刻む文字も、ひとつではありません。
台石の上に立つ縦長の石を竿石といいます。
The upright stone that stands on the pedestals.
和型の墓石は、下から中台・上台と台石を積み、そのいちばん上に縦長の石を立てます。この石が竿石です。家の名前や宗派の言葉を刻むため、お墓の顔と呼ばれることもあります。台石のさらに下に芝台を置く形もあります。
呼び名はひとつではありません。棹石と書くこともあり、地域や石材店によっては仏石(ほとけいし)、軸石とも呼ばれます。
天端(てんば)の仕上げ方には、いくつかの決まった形があります。
The top of the stone is shaped in set ways.
天端を平らに、あるいはゆるやかに水が流れるよう勾配をつけた形。角を落とす面取りの幅で印象が変わります。
頭を四角錐に尖らせた形。兜巾(ときん)型・角兜巾などと呼ばれます。神式の墓石に用いられ、「◯◯家奥津城(おくつき)」あるいは「奥都城」と刻むとされます。表記の使い分けには諸説がありますので、神社にご確認ください。
縦長ではなく横長に構えた形。雪や風の影響を受けにくいとされ、短い言葉を大きく刻めます。
家名だけとは限りません。宗派によって、刻む言葉が変わります。
What is carved differs by sect.
石は思ったより傷つきます。強い道具は使わないのが基本です。
Water and a soft cloth — nothing harsher.