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水

水鉢

mizubachi — the hollow for offering water

花立と花立のあいだ、竿石の正面にある小さなくぼみです。水を供えるための場所ですが、宗派によっては水を供えない考え方もあり、扱いが分かれます。

What it is · どの部分か

水を、供える。

竿石の正面、左右の花立にはさまれた位置にあるくぼみです。
A hollow for offering water.

水鉢は、水を供えるための浅いくぼみです。上台の正面に彫り込む形と、独立した石として前に据える形があります。

仏教では、清らかな水を供えることに意味があるとされます。お参りのとき、この鉢に新しい水を注いでから手を合わせる方もいらっしゃいます。

置かれる場所
竿石の正面、左右の花立のあいだ。
二つの作り
上台に彫り込む形と、独立した石を前に据える形。
兼ねる役目
独立した石として据えられている場合は、この石をずらして納骨室の入口を開ける造りのものがあります。上台に彫り込んだ形では動きません。いずれにしても、開けるのは石材店にお願いしてください。 → 納骨室(カロート)
By sect · 宗派によって

供えない、という考え方もある。

水を供えるかどうかは、宗派によって考え方が異なります。
Not every sect offers water.

浄土真宗では、水やお茶を供える必要はないとする考え方があります。そのため水鉢を設けない、あるいは設けても水を張らないという扱いをされることがあります。

どう扱うのがよいかは、宗派の考え方と、菩提寺のお考えによります。迷われたときは、お寺にお尋ねください。

※ 宗派による作法の違いは、正しい・間違いではなく、考え方の違いです。ご家庭が代々どうされてきたかを、年長の方に聞いておくのもひとつです。
Care · 手入れ

張りっぱなしにしない。

くぼみに溜まった水は、石を傷める側に回ります。
Standing water works against the stone.

お参りのたびに
古い水を捨て、新しい水を注ぎます。
帰るとき
水を張ったままにしない、という考え方があります。落ち葉や虫が入り、底に汚れの跡が残ることがあるためです。
冬
雪の降る土地では、水を張ったままにすると凍ります。その年の最後のお参りで空にしておくと安心です。
汚れ
底に黒い輪が残ったときは、やわらかいブラシで。研磨剤や強い洗剤は使わないでください。
墓石の各部
竿石 上台・中台 芝台 納骨室 花立 水鉢 香炉 墓誌 外柵 卒塔婆立て